昨日の夜、なんとも後味の悪い夢を見た。
普段は物腰の柔らかい上司に、思い切り怒鳴られるという夢だ。
目が覚めた瞬間、心臓がバクバクしていて、しばらく状況が飲み込めなかった。
夢だと分かっていても、あの怒鳴り声の質感というか、耳の奥にこびりついた感じがしばらく抜けなくて、朝の支度をしながらも、ずっと頭の片隅にその映像がちらついていた。
あの上司が怒鳴るなんて、想像したこともなかった
うちの上司は、とにかく穏やかな人という印象で通っている。
声を荒げているところなんて見たことがないし、部下がミスをしても、まず状況を聞いてから、諭すように話すタイプだ。
だからこそ、夢の中で豹変した上司の姿は、余計に不気味だった。
普段の姿とのギャップが大きすぎて、逆にリアリティを増していたのかもしれない。
ただ、ふと思い出したことがある。
以前、別の部署の先輩と雑談していたときに、「あの人、今でこそ丸くなったけど、昔は結構厳しかったらしいよ」という話を聞いたことがあったのだ。
当時は「へえ、そうなんですか」くらいの軽い相槌で流していたけれど、今になって、あの夢とその話がなんとなく結びついてしまって、少し落ち着かない気持ちになった。
もしかして、自分も気づかないうちに何か言われているのかもしれない
人は変わるものだし、昔の振る舞いと今の姿が違っていても、何もおかしいことではない。
それでも、周りにはその「昔の姿」を覚えている人がいて、今も静かに語り継がれている。
それを考えると、自分自身についても、知らないところで何かしらの評判や噂が回っているのかもしれないな、とふと不安になった。
誰しも、自分が見えている自分と、他人から見えている自分には、多少のズレがあるものだ。
普段は気にも留めないそのズレが、こういう夢をきっかけに、急に輪郭を持って迫ってくることがある。
もちろん、これはただの夢だ。
何かの前兆でもなければ、誰かからのメッセージでもない。
ただ、脳が日中にキャッチした断片的な情報を、勝手に組み合わせて再生しているだけなのだろう。
それでも、こうして文章にしてみると、案外自分の中にあった小さな引っかかりに気づかされる。
「あの人も昔は違ったらしい」という話を聞いたとき、無意識のうちに何かを感じ取っていたのかもしれない。
とりあえず、今日は普段通りに過ごそうと思う
結局のところ、夢は夢でしかない。
とはいえ、あの夢のリアルさは、しばらく忘れられそうにない。
今日、上司と顔を合わせたときに、いつもと変わらない穏やかな表情を見て、少しほっとするんだろうなと今から想像がつく。
それと同時に、自分もまた、誰かにとっての「昔の自分」にならないように、日々の振る舞いを大事にしていきたいなと、柄にもなく思った朝だった。仕事のストレスで夢に見るならこちら